2015年8月9日日曜日
マレーシアのEC 市場規模はどのくらいなのか?
9月にマレーシアのリアル小売業の方に、
小売業や商業施設のマーケティング、ブランディングに関して4時間の講義を2種類することになりました。
そんな訳でその内容を考え中!
レクチャーされた経験のある方ならおわかりかと思いますが、
合計8時間の内容を構成するのは、いやーなかなかタフな作業でございます。
完全に産みの苦しみを味わっています。
でも会社から選ばれた精鋭達の熱くまっすぐな眼差しを思い出し、
一人でも多くの方に喜んでいただけるのを楽しみにガンバリます。
で、結局のところ、マレーシアのEC市場規模ってどのくらいなの?
そんな疑問に答えた最新のレポートをEコマースMILOで見つけたのでまとめました。
http://www.ecommercemilo.com/2015/06/what-is-malaysian-ecommerce-market-size-2015.html#.VcbPi3Htmkp
リアル店舗の方々が知っているようで知らないこと、
マークしているようでマークしていない世の中の動きも含めてお話する講義になりそうです。
【上記の記事のまとめ】
5月にiPay88が公表した指標によると
・iPay88の月間平均オーダー数 140万オーダー
・iPay88の平均単価 RM100(約3300円)
・iPay88はシェア70%
→よって2015年のマレーシアのEC市場規模予測 RM24億(約792億円)
(※ このシェア70%というのはpayment gatewayの中でのシェアが、ということなのだと理解します。)
因みに2011年にニールセンが予測したサービスやチケット手配も含む2015年のEC市場規模は約58億RM(約1914億円) RM=33円換算
で、実際の市場規模は?
と、MOLPayのCEOのEng Sheng Guan氏に聞いたところ
・市場規模は20億ドル以上(約2400億円)
・サービスやチケット手配を除く実際のモノの市場規模は全体の30%なので、1ドル120円で計算すると約800億円ということになります。
上記の数字とも合致する数字ですね。
あと、この記事にもある毎月オン・ラインで買物をしている人の延べ数700万人という数字。
人口3000万人の国の700万人という数字。
国民の4人に1人が毎月オンランで買物をしているということになります。
GSTの導入で小売販売額の成長率の数字が下方修正される中、ECの動きに要注目です。
ブログはこのくらいにして、さぁ講義の資料をまとめよう。。。