2013年10月5日土曜日

マレーシアファッションを10倍楽しく見る方法

イスラム教には、女性は顔と手以外を布で隠し、夫や家族などの近親者以外には目立たないようにしなければならないという戒律があります。

マレーシアのムスリム(イスラム教徒)は中東ほど戒律が厳格ではありませんのでファッションは個々の判断に委ねられている部分があるものの、女性は基本的に自宅以外では髪や肌を露出しないというのが一般的です。

ファッションが装うことで精神的な豊かさを味わったり、わくわく気持ちが高揚するものであることや、自己表現手段だという観点から考えると、マレーシアのムスリム(イスラム教徒)女性が街中に溢れる少しセクシーでかっこいいファッションを外で身につけられない精神的物理的制限はいかばかりかと思います。



普段身につけるファッションで制限があるムスリム女性が自己表現する相手とは?

そんな制限の多いマレーシアでファッションを10倍楽しく見る方法、インナーブランドを見るのもその1つです。女性の肌と髪の露出を許さないイスラム教の戒律にはちょっとヤキモチな男性心理がうかがえます。

ファッションが自己表現の手段だということは、誰に見せるか?ということになりますよね。そう”自分の旦那様に見せるファッション”という市場が存在するのです。

常夏のマレーシアにあって年中、髪や二の腕、胸元、足を隠すということは、ファッションで色々工夫してもどうしてもコンサバな感じになりがち。

だからインナーもコンサバかと思っていると、とんでもなくアグレッシブなランジェリーブランドが存在します。

しかも「お店でそれも買えるんだ・・・」とちょっとうれし恥ずかしくなるようなアイテムまで色々。




カップルで試着室に入ってじっくり2人でインナー選びがマレーシア流!?

ことインナーに関して、マレーシアは買い方がとても欧米的である点も商業マーケティング的には面白いポイントです。

インナーブランドの店に行くと夫婦で奥さんの下着選びをしているマレー人カップルによく会います。まるで欧米のランジェリーブランドショップで見るカップルのようです。

彼らは試着室にも一緒に入り、実際に奥さんが身につけた下着を旦那が品評して買うのです。ですから、マレーシアのインナーブランドの試着室はやや大きめ。2人入っても十分なスペースが確保されているのが一般的です。





どんなカップルがどんなアイテムを選んでいるのかというのを見ていると、普段の彼らからは想像できない違う一面が見えてきます。だからマレーシアの商業マーケティグは楽しい、やめられない、止まらない!

マレーシアファッションを10倍楽しく見るためにインナーブランドで買物をするカップルを見るのも良いかも知れません。

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