2015年5月24日日曜日

2種類のオレンジジュースを飲んで思う階級社会マレーシアの小売業


1億総中間層の日本とは違いマレーシアは、
いや日本以外はと言った方が正しいと思いますが階級社会だと思います。

エリアやお店によって価格は勿論、それに見合った質が提供されます。
ほんの数回だけクアラルンプールを旅しただけでマレーシアを語るなんてナンセンスというものです。


例えば私がよく飲むフレッシュオレンジジュース。
日本だとどこに行っても同じような質で提供されます。
ここマレーシアでは一般的な街のレストランで出されるオレンジジュースは、
まずオレンジは味も色も薄い中国産の安いオレンジを使用、
それを水で薄めて作るので時間が経つと水とオレンジに分離して行きます。

更に甘いシロップが大量に入っているので、注文時にシロップ無しと念押しが必要。

今日は久しぶりに時間が経っても分離しない、
カリフォルニアオレンジの美味しいオレンジジュースを頂きました。

同じ様なオレンジジュースはお隣シンガポールでは当たり前。
でもここマレーシアでは違うので久々に飲むとやっぱりホッとするこの濃い味!
この国はシロップ好きなので甘すぎるのを回避しようと
シロップ無しと注文したら店員に鼻で笑われ、元々入ってないよと言われる始末。
そう、大量のシロップと水で薄めたジュースはこの店の常識ではないのです。

上質を知ることは、そうではない質の物との少しの違いがわかると言うこと。
更に言うと、最上を知ると同じ上でも上の中か、上の下かという違いまでもがわかるようになる。

今回は上質を知らない何人かと仕事をして、その価値観を理解してもらう困難さを味わったばかり。

人々に暮らしを提案する小売業に携わる人は
それを売場でするしないに関わらず
一般の人よりも先に上質を知り、体験すべきだと思います。





2015年5月17日日曜日

ランボルギーニで乗りつける 【バンサショッピングセンター】

停まっている車を見れば、そもエリアの文化度や所得層がわかるもの。
この商業施設も例外ではありません。
国産車プロトンを探すのが難しいほど高級車がずらり。

BMW、メルセデス、ポルシェ、ジャガーはもちろんのこと、
ランボルギーニにフェラーリ、マイバッハまで高級車のオンパレード。
しかも新型車種は赤坂、六本木、青山の都心よりもマレーシアの方が早くお目見えします。
それはシンガポールも同じですね。

Bangsa Shopping Center


ここマレーシアは輸入車の関税が約300パーセント掛かります。
日本で300万のファミリーカーも、こちらに来ると1千万の高級車になるのです。
例えば日系企業のMD(Managing Director)、
つまり現地法人社長クラスがのるトヨタのカムリなどもここマレーシアでは高級車なのです。
だからか、街で見ると心なしか偉そうに走っているような感じがします。

そのマレーシアで上記の高級車は日本で買う価格の3倍、
それも家族1人に1台ですから、自宅には複数車両を所有しています。
つまり、本当にお金持ちしか乗れないと言うことです。

このバンサショッピングセンター(Bangsa Shopping Center)にはフェンシングジムや、
一つ600万以上する無垢のダイニングテーブルを扱うインテリアショップ、
イギリスのシェイビング用品だけを扱う専門店など、
日本では考えられない店舗も充実しています。
要するにそれが成立するってことです。


だから食品スーパーも扱う幅が広い!飲食店だって洒落てます。
その模様は近日ブログにアップしますので、こうご期待!


いつまでも日本が1番と思っている人にこそ、来て、見て、肌で感じて欲しいものです。