マレーシア政府が強力に推進しているデジタル・エコノミー。
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会場はマレーシア最大のコンベンションセンター 『Malaysia International Trade and Exhibition Centre』 巨大すぎて全体を撮影できません |
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国が目指す方向を州が踏襲し、州主催でこのようなイベントがあるマレーシア。 セランゴール州はスタートアップ支援のアクセラレータプログラムも実施しており、 コンベンションではスタートアップ企業のピッチコンテストも行われました。 |
中国から来たアリババの人から直接学べるアリババビジネススクール:グローバルコースを受講
マレーシアの今を客観的に把握するためにも良い機会なので2日目の午前9時から終日行われたアリババビジネススクールのグローバルコースに参加して参りました。
私は直接ECに関与している訳ではありませんが気になるものは要チェック、マレーシアのECは日本の数年後ろを追っていますが、それをどんな風にアリババがここマレーシアで伝えるのかは興味津々です。
アリババグループは2017年3月に、マレーシアのDFTZ( Disital Free Trade Zone 電子自由貿易地域)の一部として クアラルンプールに世界電子貿易プラットフォームeWTP(Electronic World Trade Platform)として初のe-hub(eハブ)を設立 。
それを加速するためにアリババビジネススクール、Taobao University(淘宝大学)が直接マレーシアで人材育成をするという素晴らしい機会が提供される訳です。
アリババグループの概要はわかっていたつもりでしたが、ぞれの内容を事例も含めて一括して聞くことができ、そのエコシステムの全体像が理解できたのがよかったです。
マレーシアでも展開のロボットを駆使したハイテクロジスティックのCAINIAO(菜鸟 )、個人の信用を数値化したZhima credit(芝麻信用)やチームコラボアプリDingTalk(釘釘)に至るまで、巨大市場中国だからこそ生まれたテクノロジーを駆使した様々なサービスには唸るものもありました。
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農村部に至るまでクラウドで貸し付け、アントマイクロローン |
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個人の信用を数値化したことで取引の健全化に寄与しているZhima credit(芝麻信用) |
特に重さ500KGまで運搬可能なQuicktron(自走式モバイルロボット)が倉庫内を忙しく動き回るCAINIAOの動画は百聞は一見に如かずのインパクトでした。(下記YouTubeを参照)
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越境ECによる一帯一路経済圏もしっかりアピール |
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CAINIAOの物流技術革新 |
マレーシアの会議スタイルは朝食とランチがついているのが一般的
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マレーシアの会議は朝食とランチが込みというのが一般的。 今回のランチはビッフェ形式で 前菜、メイン、フルーツ、デザート、コーヒーに至るまで十分すぎる種類から選択できます |
タオバオ大学の講師による4時間半ノンストップの熱い講義
午後はTaobao University(淘宝大学)の中国人講師2名が約2時間ずつ合計4時間半を一度も休憩なしで
ノンストップで講義。まさに中国の勢いそのもの!エネルギッシュな講義でした。
通常午後にリフレッシュメントという軽食とお茶の休憩を挟むマレーシアの会議に慣れているマレーシア人にはかなりタフだったと思います。
何よりも私はキンキンに冷え切った会場に長時間いたので長袖とひざ掛けくらいでは全く足りず、芯から冷え切りました。次回は真剣にダウンのコート持参で行こうと思います。
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タオバオ大学の講師1人目。英語の同時通訳さん泣かせの超早口の北京語でした。 終始笑顔のLiu先生。 |
マレーシアのリアル店舗の進化に期待
このコンテンツマーケティングの考え方をこの国の人が理解すれば、リアル店舗での売り方も単品主体の売り方からよりストーリーやシーン、コーディネートを見せた売り方に進化するのではと期待が膨らむところです。
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タオバオ大学の講師2人目はWang先生。 こちらも終始笑顔で笑いを取りつつ素晴らしい講義でした。 |
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2017年の双11(Global Shopping Festival)24時間で51億円を稼いだインターネットセレブ |
このレクチャーは全て北京語(英語同時通訳)という事前の告知があったからか、参加者の95%は華人系マレーシア人。
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引き続きタオバオ大学より10月に開催されるInternet Business New Marketing Program の案内へは会場からQRコードですぐにリンク出来る手軽さ |
一貫性のあるコンベンション運営
日本ではデジタルと名のつくコンベンションの受付が印刷した紙のリストに人力でチェックを入れる、
手書きの登録用紙と名刺を受付で回収される、という様なことがまだまだあります。
こちらマレーシアでは事前にメールが届いてコンベンション専用のアプリをモバイルにダウンロードしてから参加するようにとの指示、そのアプリ内My Passを開いて自分のQRコードを見せればすぐに受け付け終了です。
コンベンション専用のアプリ |
コンベンションのタイムスケジュールや開催ホールの案内、スピーカーの詳細、当日の連絡事項なども全てアプリ上にリアルタイムに反映されているので、とても便利。
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